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1993年の協会設立以来、テーマを設定して公開の場で広く議論するシンポジウムや講演会を開催してきました。近年のシンポジウムでは「心に残る音風景」「サイバー空間とサウンドスケープ」「東日本大震災とサウンドスケープ」「風鈴で拓くアフターコロナの未来」 など多様なテーマ設定でサウンドスケープをめぐる議論がなされています。また、講演会としては、関西大学名誉教授木岡伸夫氏による「沈黙と響きの〈あいだ〉―サウンドスケープに寄せて」や、長野県立歴史館特別館長・信州大学名誉教授の笹本正治氏による「災害伝承と音-防災と感性-」などが開催されています。


日本サウンドスケープ協会シンポジウム「心に残る音風景」 2024.6.16

シンポジウム「心に残る音風景」は、2023年度、日本サウンドスケープ協会設立30周年を記念して実施した 「心に残る音風景」写真・動画コンテストにおいて、 皆さんからご応募いただいた「心に残る音風景」の写真・動画に耳を澄まし、 結果発表と表彰・講評・パネルディスカッションを行う(第1部)とともに、 風土論、風景哲学の第一人者・木岡伸夫氏(関西大学名誉教授)による特別招待講演 「沈黙と響きの〈あいだ〉――サウンドスケープに寄せて」(第2部)を行いました。 音風景の特徴や多様性についての相互理解と議論を深め、未来へとつなげていきます。

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第3回日本サウンドスケープ協会賞 各賞授賞式及び記念行事(シンポジウム) 2023.9.30

日本サウンドスケープ協会は、サウンドスケープに関わる優れた活動・業績を有する個人または団体を顕彰しています。
第3回協会賞の授賞式および記念行事を2023年9月30日14時より対面とオンラインにて行いました。
今回は協会賞を授賞された「サイバーフォレスト」にちなんだシンポジウムを記念行事として開催しました。

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日本サウンドスケープ協会30周年記念特別講演会&交流会 2023.6.17

本協会は1993年6月18日に京都で設立総会を開催し「サウンドスケープとは、音の世界を切り口としながら、私たちの全身感覚を生き生きと呼び覚まし、社会や歴史、環境や文化といった、より広い状況への眼差しを与えてくれる」という考え方のもと、各種の活動を展開してきました。 本協会設立の目的は、私たちが身の周りに音の存在に気づき、それを日々の暮らしに活かすこと、そうした音の問題からその成立を支える社会や歴史、環境や文化そのものについて共に考えていくことでした。そうしたなか、震災と音との関係についても、いくつかの形で取り組んで来ました。30周年に当たり、関連するテーマを歴史学者として論じておられる笹本正治氏をお招きし、ご講演いただきました。

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R.M.シェーファー追悼シンポジウム サウンドスケープの過去と未来:R.M.シェーファーが残したもの 2022.8.27

2021年8月に亡くなったサウンドスケープ概念の提唱者・R.M.シェーファー氏の仕事とその日本でのインパクトを多様な立場から掘り下げる。シェーファーの基本的なバイオグラフィの紹介、Hildegard Westerkamp氏による1965年以降のヴァンクーヴァーおよびシェーファーの活動等についての回想、日本への導入期の多様な受け止めや期待、同氏との交流が深かった鳥越けい子と今田匡彦の二人による「シェーファーのサウンドスケープ論」の本質をめぐるトーク、全体を振り返る座談会などを通して、シェーファーの仕事とサウンドスケープ論の過去と未来を考える。

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シンポジウム 東日本大震災とサウンドスケープ――地域の記憶・記録の継承を考える 2022.3.6

日本サウンドスケープ協会では東日本大震災の発生後にプロジェクトを立ち上げ、震災後の被災地の音環境を調査・記録してきました。本シンポジウムでは10年にわたるプロジェクトの経過と成果を報告し、音を切り口にすることによって照らし出される地域社会の変容を検討します。さらに、震災の経験や震災前の地域文化などをどのように継承するかについて話題とし、サウンドスケープの観点から場所の記憶・記録のあり方について議論しました。

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第1回日本サウンドスケープ協会賞 各賞授賞式及び記念シンポジウム 2021.9.4

日本サウンドスケープ協会は、サウンドスケープに関わる優れた活動・業績を有する個人または団体を顕彰します。第1回目となる2021年度の協会賞は、顕彰規定に基づき、顕彰委員会において慎重な選考を重ねた結果、下記の業績を表彰にふさわしいものと認めました。授賞式と記念シンポジウムを2021年9月4日、オンライン上にて行いました。

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2020年度SAJシンポジウム 風鈴で拓くアフターコロナの未来 2021.3.27

自然の力を利用して音を奏でるものはいくつかありますが、風を利用する風鈴は日本の風土に深く根付いています。社寺などでは夏になると風鈴を展示するイベントを行うところも増え、現在は第1次の風鈴ブームとさえいえる状況になっています。しかし、人によっては同じ風鈴の音を聞いても受け止め方に差があるのも事実です。サウンドスケープとは「音を聞く」という意識の表れといってもよいでしょう。文化とは人間の意識が紡いできたものです。2020年度のシンポジウムでは、現代社会において多様な展開を見せている風鈴に、さまざまな角度から切り込みます。風鈴から音風景を考え、音の文化の深さや未来への可能性を語り合いました。

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2019年度SAJシンポジウム[一般公開] 音風景は文化遺産となりうるか 2019.5.26

音風景の価値とは何だろうか?その答えのひとつとして、音風景がその場所の歴史や文化を反映していることを挙げることができるだろう。このシンポジウムでは、「音風景は文化遺産となりうるか」という問いを軸として、音風景の社会的価値について議論しました。

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25周年記念シンポジウム[一般公開] 今、京都から再び 2018.5.19

日本サウンドスケープ協会25周年を記念して、25年前に創立記念大会を開いた京都でシンポジウムを行いました。サウンドスケープの今後を考えるということで、「音響史の中のサウンドスケープ」、「日本の音風景100選による都市再生」、「京都の景観とサウンドスケープ」、「サウンドスケープはどこに向かうか」などのテーマで講演が行われました。

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2017年度シンポジウム[一般公開] 「いわてのサウンドスケープ」 2017.5.20

いわての魅力を“音”から考えるシンポジウム。岩手の特徴である伝統工芸では、どのようなサウンドスケープを作り出してきたのか、3人の匠に日頃感じているサウンドスケープを語ってもらい、いわて独特の音の感じ方や捉え方について考えました。また、あらかじめ公募した「誰かに聴かせたい“いわての音風景”」の結果を紹介し、いわてのサウンドスケープについてディスカッションを行いました。

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2016年度シンポジウム[一般公開] 「東京水系のサウンドスケープ:都市と社会のリ・デザイン」 2016.5.29

サウンドスケープという用語を日本に広めたシェーファーの主著『世界の調律』の邦訳出版から今年で30 年。その考え方は基本的に「脱西洋近代」であり、アジアや日本の文化にも深い親和性をもっています。以上を踏まえ、東京の水系や水辺のサウンドスケープをテーマに展開されているさまざまな活動事例を紹介しつつ、 形のない環境の本質に迫ろうとするサウンドスケープの考え方が、都市をめぐる研究や計画の今後のあり方の本質にも繋がりうるものであることを確認し、そのコンセプトが、これからの社会にいかに貢献しうるかを、建築・都市環境の専門家と共に考えます。

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2015年度シンポジウム[一般公開] 「劇空間の音風景 声による演出から見る古今東西の世界観」 2015.5.23

感情を表現したり会話したりするために使っている声、当たり前すぎて、ふだんその重要性に気づかない「声」には、いろいろな情報が詰まっています。この声を使って、さまざまな音風景が演出される劇空間を3人のスペシャリストにそれぞれ語ってもらい、日常の音風景における声の重要性について考えました。

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2014年度シンポジウム[一般公開] 「ランドスケープからみたサウンドスケープとその未来」 2014.5.31

1993 年に発足した日本サウンドスケープ協会は昨年20周年の節目を越え、新た なステップを踏み出そうとしています。そこで今回のシンポジウムでは、「サウンド スケープ」の原点のひとつ「ランドスケープ」の視点から、改めてサウンドスケープ とその考え方を捉え直し、今後のあらたな展開や方向性を考えていきます。

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2013年度シンポジウム[一般公開] 2013.5.25



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日本サウンドスケープ協会