研究会、交流会、見学会、ワークショップなど様々な開催形態で行われる会合です。協会内の自主的な研究会であるワーキンググループや会員個人が中心となって企画し開催されることも多いのが特徴です。過去に開催した例会情報はこちらに時系列で掲載しています。




2021年度 第2回例会[会員向け] 私の仕事を語るNo.7 中川 真さん

会員が自分の著書その他の作品、ワークショップやプロジェクト等の「私の仕事」をざっくばらんに語り、参加者との間で質疑応答を展開する「私の仕事を語る」シリーズ。 第7回は、10月9日(土)午後8時から10時にオンラインで行います。語る人は中川 真さんです。

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話の概要:
私はいま、大阪市西成区の釜ヶ崎や京都市南東部の崇仁/東九条という、歴史的に長いあいだ困難さを抱えてきた地域で、アートによる社会包摂という課題に実践的に取り組んでいます。その際には「きこえぬ声をきく」というスタンスを大切にしております。これはサウンドスケープ研究に関わってきたからこそと実感しています。『平安京 音の宇宙』という本を1992年に出版しましたが、刊行に至るまでの裏話や、この本をめぐる今の状況などについてお話しできればと思います。

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中川さんプロフィール:
最初はベートーヴェンの交響曲の研究からスタートしたが、1970年代の文化人類学席巻の時代にアジア諸民族の音楽に触れ、モンゴル音楽、インドネシア音楽の研究へとシフト。特にバリ島でのガムラントレーニングを通して環境と音楽の関係に目覚める。その後、サウンドスケープ理論に出会って、関心は音楽から音響、環境音へと広がる。その成果が『平安京 音の宇宙』『サウンドアートのトポス』であるが、2001年に勤務先が京都市芸大から大阪市大に移って、ホームレス研究の専門家集団と行動をともにするようになり、釜ヶ崎をベースとした活動に転移。また、知的に障害ある人とのコラボをするに至って「社会包摂とアート」という沼の中に入ってゆく。同時に、アジアのスラム、貧困地域、紛争地帯を訪れ、表現とは何か、「声なき声 silent minority」をいかに可聴化するか、などといったプロジェクトに取り組む。その路程として『アートの力』を上梓。近年は、京都府南部の過疎地にて、住民レベルのソーシャル・アクティビズムと連携しながら、影絵やダンス作品を作り続けている。また、南米のウルグアイにてサウンドアートプロジェクトを開始。研究にしろ、創作にしろ、alternative な志向性が強いことは確かであるが、他方で、常に進化し続けることにポジティブな私、つまりモダニズム的なものを内包している自分に時々嫌気がさし、その時にアジアの宇宙論的な思考に一筋の光を見出すことがある。ピアニストの大井浩明氏から委嘱されたピアノ曲が2020年12月に初演された。

著書『平安京 音の宇宙』(平凡社):サントリー学芸賞など多くの賞を受ける。 『サウンドアートのトポス』(昭和堂)、『アートの力』(和泉書房)、小説『サワサワ』(求龍堂)などの著作がある。最新作は編著『受容と回復のアート』(2021 生活書院)。 大阪市立大学都市研究プラザ特任教授、インドネシア芸術大学、チュラロンコン大学(タイ)客員教授。アートミーツケア学会副会長。芸術文化学博士。

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・開催日時:2021年10月09日(土)20:00-22:00
・会場:オンライン(URLは会員MLにてお知らせ)
・語る人:中川 真 司会および聞き手:平松幸三
・参加無料・予約不要 ※ただし会員限定
・参加方法:開催日時に会場URLにアクセス

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2021年度 第1回例会[会員向け] 私の仕事を語るNo.6 斎藤 馨さん

会員が自分の著書その他の作品、ワークショップやプロジェクト等の「私の仕事」をざっくばらんに語り、参加者との間で質疑応答を展開する「私の仕事を語る」シリーズ。 第6回は、5月7日(金)午後8時から10時にオンラインで行います。語る人は斎藤 馨さんです。

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話題:サイバーフォレストと自然音  斎藤 馨

ふと、インターネット黎明期でWWWのブラウザーが公開された1993年、インターネットが届いていない原生自然な森の様子をビデオ記録しておくと、世界中がインターネットで繋がったときには、過去に遡って記録はできないから、キットとてつもない価値が生まれるはずだろう。

そう考え、無人で1年365日の森のビデオ記録を実現するために1995年に東京大学秩父演習林に設置した2台の森林景観記録ロボットカメラは、それか6年の歳月をかけて台風や零下10度の積雪の野外でも自立的かつ安定的に稼働するシステムとなりました。その後携帯電話での部分映像伝送を経て、2010年衛星ネットワーク導入によるライブ音配信を開始しました。やってみたら、多地点の過去が想起できる資料としての記録アーカイブは狙い通りとして、ライブによってそれらの多地点の今を同時把握できることが、全球を身近に感じられるだろうと考え、全球感覚 Sense of Globe と造語して、その概念整理と実践をすすめています。 このなかで、特に自然の音、遠隔の自然地の自然音がライブとアーカイブによって人に提供する価値についてあれやこれやと考えながら実践する日々です。

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・開催日時:2021年05月07日(金)20:00-22:00
・会場:オンライン(URLは会員MLにてお知らせ)
・語る人:斎藤 馨 司会および聞き手:平松幸三
・参加無料・予約不要 ※ただし会員限定
・参加方法:開催日時に会場URLにアクセス

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2020年度 第5回例会[会員向け] 私の仕事を語るNo.5 大谷英児さん

会員が自分の著書その他の作品、ワークショップやプロジェクト等の「私の仕事」をざっくばらんに語り、参加者との間で質疑応答を展開する「私の仕事を語る」シリーズ。 第5回は、3月20日午後8時から10時にオンラインで行います。語る人は大谷英児さん。 大谷さんは、森林総合研究所に勤められ、定年後ネパールに滞在されました。 仕事を通してご自身が虫の音について経験されたことを話してくださいます。おもしろいとおもいますよ。 例によって、気楽に参加してください。 録画はご遠慮ください。

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虫の音に魅せられて
ー害虫防除から虫聴きまでの30年ー

大谷英児

旧林業試験場に採用になった30歳のころ、初めて担当したシイタケの害虫(甲虫)が鳴くことがわかり、THE BEETLES の歌の研究が始まりました。つくばから盛岡転勤となってからは、生物多様性保全の立場から、セミやコオロギの鳴音による同定の仕事も初まり、サウンドスケープにも興味を持ちました。 この間30年の私の鳴く虫たちの研究の話と、あわせて定年後ボランティアで滞在したネパールの鳴く虫たちの話をしたいと思います。

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・開催日時:2021年03月20日(土)20:00-22:00
・会場:オンライン(URLは会員MLにてお知らせ)
・語る人:大谷英児 司会および聞き手:平松幸三
・参加無料・予約不要 ※ただし会員限定
・参加方法:開催日時に会場URLにアクセス

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2020年度 第4回例会[会員向け] 私の仕事を語るNo.4 川崎義博さん

会員が自分の著書その他の作品、ワークショップやプロジェクト等の「私の仕事」をざっくばらんに語り、参加者との間で質疑応答を展開する「私の仕事を語る」シリーズ。 「第4回 私の仕事を語る会」のご案内です。期日:1月23日(土)午後8時オンラインZOOMで行います。 今回は、川崎義博さんの登場です。川崎さんは、長年にわたってさまざまな活動をされてきました。とうてい1回で語りつくせない、と思います。今回は、テーマを「新しいメディアとサウンドスケープ」にしぼって、新しいメディアにおいてのサウンドスケープの展開について語ってくださいます。 内容は、以下に列挙する7項目を中心にしていますが、これを見てもどれほど川崎さんが広範な仕事をされてきたかわかります。どうぞふるってご参加ください。

<話の概要>
1 1990年 衛星放送 ST.GIGAの試み
2 1995年 インターネットEXPO
 1997年~1998年 SOUNDEXPLORER / サウンドエクスプローラー
3 1999年~ SoundBum /サウンドバム
4 2000年~ 日本科学未来館 インスタレーション「世界の音を聞こう!」
5 2004年 金沢21世紀美術館オープニング 「mind the world」
6 2000年代 J-wave 番組 「VOYAGE」 「 Blue Planet 」
7 現在 Forest Note 森の音のストリーミング SHIRETOKO

このイベントは、カジュアルに仕事を語っていただき、裏話とか苦労話とかもご披露していただく趣向です。皆様もお茶とかビールとかを飲みながら参加していただけたら、と思います。 気兼ねなくお話いただくために参加者の録画はご遠慮いただいています。特に著作権の関係でSNSなどに流すのはお控えください。記録のために協会では録画します。

・開催日時:2021年01月23日(土)20:00-22:00
・会場:オンライン(URLは会員MLにてお知らせ)
・語る人:川崎義博 司会および聞き手:平松幸三
・参加無料・予約不要 ※ただし会員限定
・参加方法:開催日時に会場URLにアクセス

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2020年度 第3回例会[会員向け] 私の仕事を語るNo.3 田中直子さん

会員が自分の著書その他の作品、ワークショップやプロジェクト等の「私の仕事」をざっくばらんに語り、参加者との間で質疑応答を展開する「私の仕事を語る」シリーズ。 次は、田中直子さんの登場です。田中直子さんは、『世界の調律』の訳者の一人であり、『波の記譜法』にも執筆しておられます。日本のサウンドスケープ研究・調査の草分け的存在。 初期のサウンドスケープ研究から最近のご活動までを語っていただきます。 12月11日午後8時オンライン。

仕事を語る人による<話の概要>
クラシックの殿堂だった藝大1年の時から関心を持ち、『世界の調律』の共訳、「神田サウンドスケープ研究会」など、引き続きサウンドスケープに関わる研究・仕事・活動をしてきた、その原点はなんだったのか、「サウンドスケープ」を切り口とした仕事では、土地や人の「物語」の発見に、そして現在行っている<感性共育オトヅレ>では、一人ひとりの新たな感性と自己の発見に立ち会えることに感動しつつ、改めて実感している<サウンドスケープ>の奥深い意味とはなにか、そんなあたりを、この貴重な機会を契機にふり返りながら、お話しさせて頂ければ、と思います。 「仕事を語る」の前、12月6日(日)午前9時15分~12時 練馬区石神井公園の三宝寺池にて「感性共育オトヅレ」のワークショップ <三宝寺池 sense of wonder さんぽ 師走2020> を行います。予めこちらにご参加頂けると、「改めて実感している<サウンドスケープ>の奥深い意味」を具体的にご理解頂けるのではないかと思われます。 詳細は以下をご覧ください。 https://www.facebook.com/events/2124514604345381  田中直子

・開催日時:2020年12月11日(金)20:00-22:00
・会場:オンライン(URLは会員MLにてお知らせ)
・語る人:田中直子 司会および聞き手:平松幸三
・参加無料・予約不要 ※ただし会員限定
・参加方法:開催日時に会場URLにアクセス

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2020年度 第2回例会[会員向け] 私の仕事を語るNo.2 岩宮眞一郎さん

会員が自分の著書その他の作品、ワークショップやプロジェクト等の「私の仕事」をざっくばらんに語り、参加者との間で質疑応答を展開する「私の仕事を語る」シリーズ。 第2回は九州大学名誉教授 岩宮先生にご登場いただきます。 各自お茶でもビールでも飲みながら、なごやかな雰囲気にしたい、と思います。

・開催日時:2020年10月9日(金)20:00-22:00
・会場:オンライン(URLは会員MLにてお知らせ)
・語る人と取り上げる仕事:九州大学名誉教授 岩宮先生にご登場いただきます。先生のご著書を3冊取り上げられる予定です。
 音のチカラ- 感じる,楽しむ,そして活かす -(コロナ社,2018)
 音と音楽の科学(技術評論社,2020)
 音楽の仕組みと科学(秀和システム,2020)(9月発売予定)
・司会および聞き手:平松幸三
・参加無料・予約不要 ※ただし会員限定
・参加方法:開催日時に会場URLにアクセス。

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2020年度 第1回例会[会員向け] 私の仕事を語るNo.1 鳥越けい子さん

日々の活動や暮らしに「新たなスタイル」が求められるなか、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 理事会では今、協会活動についていくつかの見直し作業を進めています。 そうしたなか、これまでは年1-3回で不定期開催だった「例会」については、協会活動の活性化のため、より頻度を高めた開催を目指し、 例会のコンテンツのひとつとして、「私の仕事を語る」シリーズを立ち上げることになりました。 「私の仕事を語る」シリーズは「zoom会議による隔月開催/参加者は会員限定」を原則とし、 その内容は、特定の会員が自分の著書その他の作品、 ワークショップやプロジェクト等の「私の仕事」をざっくばらんに語り、 参加者との間で質疑応答を展開するというものです。 初回は、この新シリーズの開催方法を私(鳥越)が身を以て示すため、以下のように開催します。 オンラインではありますが、久しぶりに皆さまと集えることを楽しみにしています。 ご都合のつくかたは是非、ご参加ください!  企画推進委員長:鳥越けい子

・開催日時:2020年8月22日(土)15:00-17:00
・会場:オンライン(URLは会員MLにてお知らせ)
・語る人と取り上げる仕事:鳥越けい子『サウンドスケープ:その思想と実践』(1997年3月)
・司会および聞き手:平松幸三
・参加無料・予約不要 ※ただし会員限定
・参加方法:開催日時に会場URLにアクセス

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2019年度 第2回例会[一般公開] パブリックスペースとサウンドスケープ



様々な立場からのショートプレゼンテーションとそれらを踏まえた対話を重ねることで、社会性を持ったサウンドスケープ・デザインの展開のあり方を探っていくシリーズの第2弾。今回のテーマはパブリックスペースとサウンドスケープ。詳細は特設ページをご覧ください。対話の場へのご参加お待ちしております。

・日時:2020年2月22日(土)16:00~18:00 シンポジウム 18:00〜懇親会
・会場:青山学院アスタジオ・地下ホール
・参加費:協会員と学生は無料。一般は1,000円(話題提供者も参加費必要)
・お申し込み:特設ページ内「お申し込みフォーム」より申し受けます。
・お申し込み期間:2月4日(火)〜21日(金)

主催:サウンドスケープ・デザイン・ラボ(日本サウンドスケープ協会ワーキンググループ)
共催:青山学院大学総合文化政策学部鳥越研究室
   日本サウンドスケープ協会
   鷲野宏デザイン事務所
お問い合わせ:鷲野宏デザイン事務所 info@wh-design.jp

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2018年度 第3回例会[一般公開] 伊賀上野のミュージックサイレンを聞く会



夕暮れに響く《家路》など、音楽による時報は長らく戦後日本の音風景として広く親しまれてきました。しかしながら近年急速に数を減らしつつあり、徐々に記憶の音に移行しつつあります。 ミュージックサイレンの鳴る伊賀上野の町に出かけ、吹鳴に立ち会い、サウンドスケープを共有し、記録を残すために例会を企画しました。

当日の予定です。
1.当日は、3月9日、旧伊賀市庁舎の正門前(上野公園第3駐車場)に12時前に集合、まず、ミュージックサイレンを聞きます。吹鳴開始は正午です。旧伊賀市庁舎は伊賀線上野市駅下車徒歩2,3分、伊賀線上野市駅は関西本線伊賀上野駅下車、伊賀鉄道で7分程度。名古屋バスセンターから上野市駅行の高速バスも利用できます。
2.ミュージックサイレンを聴いた後、記憶に残しつつ、あるいは記録を取りつつ3時まで伊賀上野の散策。3時から5時まで、ハイトピア伊賀(上野市駅すぐ)で参加者全員によるプレゼンテーションを予定。内容は、散策で見つけた見所のあるサウンドスケープの紹介、あるいは録音や録画によって記録した魅力ある音環境の報告です。発表によってサウンドスケープや音環境を共有し、ディスカッションで深めることができればと思います。なお、プレゼンテーションにはプロジェクタとコンピュータ(Windows)も使用可能です。
3.5時解散。6時に《家路》のミュージックサイレンの吹鳴があります。
4.後日発表会の録音や録画、発表資料をまとめて、3月9日の午後の伊賀上野の音の記録を作り、参加者に配布する予定を立てています。

申込先・お問い合わせ:
・申込期限:3月1日
・申込方法:お名前、メールアドレス、郵便番号、住所を明記のうえ、下記連絡先にお願いします。
・参加費:会員:無料 非会員:1000円(資料代を含む)
・主催:日本サウンドスケープ協会
・企画:上野 正章
・連絡先: office@soundscape-j.org
・集合場所:旧伊賀市庁舎 正門(上野公園第3駐車場)

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2018年度 第2回例会[一般公開] 国際ワークショップ 庭園の音風景を記述する



 サウンドスケープの研究は、音環境の量として空間をとらえるのではなく、質としてとらえることに貢献しています。庭園は楽しみ、憩うための空間として作られているのですが、最近の科学技術の進歩にもかかわらず、サウンドスケープの設計をどのように表現すればよいのかの指標となる事例が不足しています。

  今回例会で取り上げるのは、豊かなサウンドスケープを有する日本庭園「無鄰菴」です。以前にも庭師の技術と庭園の音風景という視点からの例会を実施しました。ここでは、海外からの造園研究者とともに庭園でワークショップを行います。様々な分野の芸術家や文化的背景を持つ人々が集まり、サウンドスケープの記述法についてのアイデアや実例を創出することを目指します。7代目小川治兵衛の目指した空間はどのようなものであったのか、現代の我々の耳を持って検証しましょう。

ワークショップについて
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 自己紹介
 グループに分かれての庭園巡り
  庭園の音体験を記述することをミッションとします
 中間プレゼンテーション
 ディスカッション
 最終プレゼンテーション
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◯参加費:会員 1000円 会員外 2000円 当日支払い(無鄰菴入園料+呈茶含む)
◯企画:Gunnar Cerwén
◯世話人:曽和治好、土田義郎(庭園WG)

申込期限:2018年12月3日(月)
申込・お問い合わせ:下記アドレスにメールをお送りください
tsuchida[a]neptune.kanazawa-it.ac.jp [a]を@に変換してください

※無鄰菴へのアクセス:京都市左京区南禅寺草川町31番地 (アクセス方法は無鄰菴ウェブページをご覧ください。)

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2018年度 第1回例会[一般公開] 水系と音風景が繋ぐ 善福寺池と小菅村:土地の記憶の発掘・継承・発信



● 趣旨: 水系と音風景を手掛かりに、「神田川源流の善福寺池」と「玉川源流の小菅村」とを繋ぎ、まちづくりにおけるアート・芸能・神事等の役割を考察するシンポジウム。土地の記憶の発掘・継承・発信をテーマに、<池の畔の遊歩音楽会>が目指す「アートから芸能への越境」とは何か?そこから見えてくる現代社会の課題等を共に考えます。

●プログラム
第一部:報告1 <池の畔の遊歩音楽会>による旧井荻村環境文化資源の発掘 鳥越けい子
第二部:報告2 玉川源流の玉姫伝説と神楽づくり 神谷博
第三部:パネルディスカッション 水系と音風景が繋ぐ 善福寺池と小菅村 高村雅彦+横山泰子+神谷博+鳥越けい子

・日時:11月4日(日曜日) 開演18:00 (開場:17:30)
・会場:井荻會館 (杉並区西荻北)
・主催:青山学院大学総合文化政策学部 鳥越研究室
・共催:日本サウンドスケープ協会
・協力:法政大学江戸東京研究センター
・出演者:報告者:神谷博、鳥越けい子、討論者:高村雅彦、横山泰子
・会場費として500円

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2017年度 第1回例会[一般公開] 「秋を聴く -金沢・寺町あたりで耳を澄まして-」



豊かな自然や地域資源が色濃く残る金沢のまち。その中でも寺町地域を中心とした犀川沿いや野町地域などは、歴史や自然・地形、それらが育んだ文学など、様々な地域資源が根付いています。今回、秋の金沢・寺町地域を舞台に、地域散策の企画を開催いたします。 企画では、寺町寺院群の鐘の音が「残したい日本の音風景100選」に選定されていることに特に着目しました。講演会のような受け身ではなく、実体験を通じて音風景を楽しみながら、その背景となる文化や隙間に根付く音資源に触れ、金沢や、この地域だからこそ味わえる体験を創出することを目指します。 当日は、体験に基づいてオリジナルの地域散策MAPや冊子を作成します。「てらまちや 風心庵」ではワークショップを行い、体験全体を魅力的にデザインします。 本企画は、企画者(白木裕也)の大学院における研究活動、「金沢市中心部における歩くことを創出するデザイン研究」の一貫として開催する企画であり、その成果などは修了制作の一部として、金沢21世紀美術館で発表・展示いたします。また、日本サウンドスケープ協会との共催として2017年度の例会の一つになります。

・会 場:てらまちや 風心庵 及び、金沢市寺町周辺地域
・日 時:2017年 10月 28日(土)10:30-15:30
・参加費:無料
・申込先:メールでお申し込みください。
・締 切:10月21日(締切以降のお申し込みはお問い合わせください)
   shiraki.yuya.t6.38@gmail.com または tsuchida@neptune.kanazawa-it.ac.jp まで
※ フライヤーのダウンロードはこちら(PDF/419KB)
※「てらまちや 風心庵」とは?
築百年の町家を改装。各地の風鈴が展示されたカフェ&ゲストハウス、時々ギャラリー。>リンク
企画・運営:金沢美術工芸大学大学院 環境デザインコース修士2年 白木裕也
共 催 :日本サウンドスケープ協会

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2016年度 第3回例会[一般公開+会員向け] 「祭り囃子の音風景~祭りが生み出すサウンドスケープ~」

【例会趣旨】国内外の記録された祭りに、どのようなサウンドスケープがあるのかを観て、聞きます。さらに、ゲストに横笛奏者の方を迎え、コメンテーターと祭りと祭り囃子のサウンドスケープについて、トークセッションを行います。午前中は、協会員限定で郷土博物館の方と開催中の企画特別展の見学を行います。 午後からの第一部をヒヤリングセッションとして「祭りと祭り囃子の音風景を聞く、観る」を行います。 第二部をトークセッションとして、ゲストに横笛奏者の第一人者である、西川浩平氏を迎え、コメンテーターの皆さんと祭りと祭り囃子についてトークしていただき、実際に西川氏の笛の演奏もお聞きいただきます。第一部と第二部は協会員以外にも公開して実施します。そしてセッション終了後、セシオン杉並に移動して杉並郷土芸能大会を体験見学します。

【日時】平成28年11月13日(日)10:20-17:30(協会員向け)・13:00-15:45(公開セッション)

【内容・スケジュール】
▼協会員限定(13:00までは協会員のみ参加できます。)
  10:20 杉並区立郷土博物館集合
  10:30~12:00 特別展示室にて企画特別展、展示物の見学
  12:00〜13:00 昼食
▼公開セッション(13:00から15:45はだれでも参加できます。)
  13:00~14:45 第一部ヒヤリングセッション
  15:00~15:45 第二部トークセッション
▼協会員向け(16:00からの会は主に会員の参加を想定しています。)
  16:00~17:30 セシオン杉並に移動、杉並郷土芸能大会を体験見学
  (セシオン杉並への移動は、こちらでタクシー等を用意します)
  18:00〜ゲストの西川さんを囲んでの懇親会(希望者のみ¥2,000程度を予定!)

・ゲスト:横笛奏者 西川浩平氏
・コメンテーター:かわさき義博、小西潤子、鳥越けい子、田村真美氏(杉並区立郷土博物館)
・司会:中間和之  
・例会実行委員長 中間和之 実行委員 鳥越けい子

 
西川浩平氏プロフィール
第1回オーストラリア国際フルートコンクール第3位入賞。 大阪フィルハーモニー交響楽団フルート奏者として活動後、 日本の横笛にて日本音楽集団に入団し現在に至る。 2013年度より2期6年間の科研費、また米国Asian Cultur al Council助成を受け、マレーシア、ミャンマー、台湾などの 少数民族文化の研究に赴いている。
 

【集合場所】杉並区立郷土博物館 視聴覚室(杉並区大宮 1‐20‐8)


■参加無料 ただし郷土博物館観覧料100円がかかります。
■要予約 参加申込締め切り:11月6日(日) 定員:30名(申し込み順)
11月6日までにメールにてお申し込みください。メールのタイトルを「祭り囃子の音風景参加申込」とし、1)参加者全員のお名前、2)13:00-15:45の公開セッションのみか10:20-17:30の協会員向けセッションを含む参加かの別、3)弁当の希望の有無(協会員の方のみ)、4)懇親会への参加希望の有無を書き添えてお申し込みください。なお、協会員ではない方で公開セッション以降のプログラムに参加をご希望の方はその旨もお書き添えください。 ※会場や近辺にレストラン等がありませんので、希望者にはお弁当(有料)を手配いたします。お弁当を希望されない方はご持参下さい。また、セシオン杉並への移動にタクシー等を利用します。参加者数に応じて協会員の移動費は協会が負担しタクシー等を手配しますが、協会員でない方は実費ご負担いただきます。懇親会も協会員ではない方でご参加される場合は実費をご負担いただきます。その旨ご了解ください。

・お申し込み先:日本サウンドスケープ協会事務局 office@soundscape-j.org

この例会は、東京都杉並区立郷土博物館様の10月から始まる企画特別展「祭りばやしのひびき」の芸能関連事業として開催されるます。企画特別展のフライヤーはこちらからダウンロードできます。(PDF/1.3MB)

※発表者募集のお知らせ!!

例会「祭り囃子の音風景~祭りが生み出すサウンドスケープ~」では、第一部ヒヤリングセッションの発表者を募集いたします。祭りの音源等を記録(録音、撮影)されている方で、祭りの国内外は問いません。その祭りがどのような祭りなのか、どんな音風景に惹かれて記録されたのかをご説明下さい。 祭りの音源に特別な条件はありませんが、著作権に関係しないもので、国内でしたら神事を伴う祭りの音風景をお願いします。(基本的に神様が存在するオリジナルの祭り囃子には、著作権は発生しません。 「よさこい」のような神様のいない新しい祭りには、著作権が発生するとお考えください。発表場所は閉鎖的空間ですが、一般公開となっておりますので、念のため!) これから秋のお祭りシーズンを迎えますので、新規に収録されたものも歓迎いたします。 またゲストの西川氏は、特にアジアの少数民族文化の研究もされていますので、そちらの祭りの音源等をお持ちの方も、よろしくお願いいたします。 発表の時間は、お一人20~25分程度(質疑応答込み)を予定しています。(応募作品の選定等はありませんが、応募者が多数いらっしゃる場合は、何名かに絞らせていただきます) 音声と映像の形式は、追って連絡いたします。

■発表者応募締め切り:10月31日(月) 例会参加、発表をご希望の方やご質問などは、協会事務局(office@soundscape-j.org)または、本例会実行委員長中間のメールアドレス(caviar@dg8.so-net.ne.jp)までお願いします。

 

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2016年度 第2回例会[一般公開] 「高尾虫聞之会」のお知らせ

【例会趣旨】鳴く虫の季節・秋の午後、「鳴く虫」研究の専門家とともに、多摩森林科学園内を歩 き、日本の秋を彩る虫たちの声に耳を澄ませ、虫の声の音風景について考えます。

【日時】平成28年9月17日(土)13:30-16:00 

【内容】
 13:30-13:35 開催挨拶
 13:45-14:30 この時期の鳴く虫についての解説 講師:大谷英児(森林総合研究所・多摩森林科学園 研究専門員)他
 14:30-16:00 多摩森林科学園 園内サウンドウォーク
          途中15:00頃「関山ベンチ」で休憩予定 科学園前広場にて終了(16時の退園は時間厳守とします)
 16:30-    情報交流会(希望者のみ・高尾駅周辺にて参加費実費で行います)

・園内でのルート
(科学園前広場:1330)~第2樹木園~夫婦坂~仲通り~(関山ベンチ:1500)~釣舟草通り~第2樹木園~(科学園前広場:1600)


【講師紹介】

  大谷英児
森林総合研究所・多摩森林科学園研究専門員
日本サウンドスケープ協会会員
     
  大庭照代
千葉県立中央博物館教育普及課主任上席研究員
日本サウンドスケープ協会理事


【集合場所】
森林総合研究所・多摩森林科学園(東京都八王子市廿里町1833-81)
「森の科学館」前広場(JR高尾駅北口より徒歩10分)

各自入園料(大人一人300円) をお支払いの上「多摩森林科学園」に入園してください。※協会員には入園のチケット半券と引き換えに入園料分を協会から補助します。



■事前予約不要 参加無料
※別途、多摩森林科学園の入園料、大人一人300円が必要となります。
※協会員には入園のチケット半券と引き換えに入園料分を協会から補助します。
■参加者は当日13:20までに多摩森林科学園に各自入園し
  入口正面「森の科学館」前に集合してください。
■“音散策”終了後に別会場(高尾駅付近)にて「情報交流会」(参加費別途)を予定しています。
■企画実施担当:日本サウンドスケープ協会「自然のひびきを聴く会」WG
問い合わせ先 090-9235-8436 k24@snow.ocn.ne.jp(兼古:日本サウンドスケープ協会「自然のひびきを聴く会」WG=平成28年度第2回例会実行委員会)

本件フライヤーはこちらからダウンロードできます。(PDF/820KB)
(フライヤー内の地図で集合場所の正確な位置を確認できます。)

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2016年度 第1回例会[一般公開] 「絵画の音を聴く 美術とサウンドスケープの交点」

サウンドスケープは客観的なものではなく、自分自身が主観として認識する心象です。記憶の中の音もサウンドスケープを形成することができます。さらに、直接的な記憶ではない刺激からも、心象風景を描くことができます。たとえば、全く音を生じないメディアからも、人は何らかの音響的な印象を抱くことがありえます。 今回は、絵画の中の音に耳を傾けるアクティビティを通して、美術とサウンドスケープの接点やサウンドスケープ思想の包括性について考えます。

◆ワークショップ
*ファシリテーター
 鈴木 秀樹(学芸大学附属小金井小学校 教諭)
 神林 哲平(『きくことからの学び』著者/早稲田実業学校 初等部 教諭)

◆トークセッション
*招待講演:髙橋 憲人(弘前大学大学院 地域社会研究科 博士課程)
*聞き手:川崎 義博(アーティスト/東京藝術大学 先端芸術表現科)
*司会:今田 匡彦(『音さがしの本』著者/弘前大学 教授)

・日時:2016年7月31日(日) 13:30-17:00
・会場:東京都美術館 http://www.tobikan.jp/ 〒110-0007 東京都台東区上野公園8−36
 ポンピドゥー・センター傑作展のチケットを購入した上で、入口の球体オブジェ付近にお集まりください。
・参加費:無料(別途美術館入館料が必要。)
 申し込みは7/23(土)までにメールでお願いいたします。
 kikaku@soundscape-j.org (お問い合わせもこちらへ)
・定員:20名(先着順とさせていただきます。)
・本件フライヤーはこちらからダウンロードできます。(PDF/318KB)

主催:日本サウンドスケープ協会
企画:日本サウンドスケープ協会 サウンド・エデュケーションWG

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2015年度 第1回例会[一般公開]

音からはじまる街づくり –変わりつつある大分の街とサウンドスケープ−

ホルトホール大分 音からはじまる街づくりvol.3

◇ 主旨:ホルトホール大分主催で始まった「音からはじまる街づくり」の取組みが最終年度を迎えた。また大分駅ビルをはじめとする様々な施設や県立美術館がこの春オープンするなど、大分は今、大きな変革の時を迎えている。これまでのシンポジウムやワークショップなどの取組みには、大分の街づくりを担う立場の方々が参加してくれてきたが、今後の街づくりに具体的に活かしていくプロセスは見えて来たとは言えない。 そこで、日本サウンドスケープ協会の会員に大分での取組みを紹介しつつ、新たな視点で様々な意見を出していただき、今後の「音からはじまる街づくりin大分」について共に考えるだけでなく、サウンドスケープを街づくりに活かすことについてディスカッションする。

◇ 場所:ホルトホール大分 2階 セミナールーム
    大分市金池南一丁目5番1号 インフォメーションTEL097-576-7555
    JR大分駅 上野の森口より徒歩1分

◇ 日程1日目:2015年6月13日(土)
  15:30-16:00 受付
  16:00-18:00 オープニングワークショップ (これまでの活動紹介 ほか)
  16:00-16:15 趣旨説明 :
      八坂千景(NPO法人denk-pause代表兼大分県芸術文化スポーツ振興財団職員)
  16:15-17:00 これまでの活動内容紹介:
      河原一彦 (九州大学)、船場ひさお (フェリス女学院大学)
  17:00-17:30 大分の現状紹介 : 大分でまちづくりなどに携わっている方
  17:30-17:45 夜のサウンドウォーク説明
  18:00-21:00 夜のサウンドウォーク & 交流会

◇ 日程2日目:2015年6月14日(日)
  10:00-10:30 受付&グループ分け
  10:30-13:00 昼のサウンドウォーク(ランチタイムのサウンドスケープ観察を含む)
  13:00-15:00 まとめとディスカッション@ホルトホール
  13:00-13:30 夜&昼のサウンドウォークのまとめ グループ毎に
  13:30-14:00 グループからの報告会
  14:00-14:30 ディスカッション
  14:30-15:00 クロージング

◇ 主催:ホルトホール大分/日本サウンドスケープ協会

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2014年度 例会[一般公開] 「大覚寺・名古曽の滝と嵐山サウンドウォーク」

「滝の音はたえて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ」

これは、平安時代、三十六歌仙の一人・藤原公任(ふじわらのきんとう)が、すでに水が絶えてしまった大覚寺・大沢の池の枯滝を訪れた際に詠んだ歌である。これがきっかけとなり、名古曽の滝と呼ばれるようになった。枯山水の原型ともいえる、平安時代の滝石組みのサウンドスケープを探ることを契機として、さらに古都京都の名勝地・嵐山のサウンドスケープを考察する。上野先生には絵葉書から見た京都および嵐山のサウンドスケープについての解説をいただき、河原先生には大覚寺・大沢の池などを含めたランドスケープの保全活動についてお話いただく。

企画:庭園のサウンドスケープワーキンググループ
講師:上野正章(大阪大学文学研究科 招へい研究員)・河原司(アーキテクト・タイタン)
コーディネーター:曽和治好、土田義郎
日時:2014/10/29(水) 13:00-15:30
場所:大覚寺・大沢の池・名古曽の滝
 〒616-8411 京都市右京区嵯峨大沢町4
 http://www.daikakuji.or.jp/go/location/
 http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=6000040
電話:075-871-0071(午前9時-午後5時)
参加費:会員・学生700円・一般1500円(拝観料 大人500円を含む。)
スケジュール:
13:00 JR嵯峨嵐山駅北口集合…webで場所を指定 市バス91番で大覚寺まで移動
13:30 大覚寺にてレクチャー
    絵葉書から見た京都および嵐山のサウンドスケープ(仮題) (上野正章)
    大覚寺大沢池景観修復プロジェクト ~古代と現代を結ぶ文化遺産 (河原司)
14:30 大沢の池~名古曽の滝サウンドウォーク(河原・上野・土田・曽和)
    枯山水の原型ともいえる、名古曽の滝を見学し、
    水が枯れてしまった無音の滝のサウンドスケープについて
    ディスカッションを行う。
15:30 現地にて総括・解散 ~市バスにて嵯峨嵐山駅へ、
    その後、天龍寺など適宜、嵐山散策も可能。

[2014/10/15追記]定員は移動の車両の都合で15名とさせていただきます。 現在まだ若干名の空きがあります。お申し込みは10/22までにsowastudio@gmail.comまでメール、あるいはFacebookのイベントページで「参加する」をクリックでお願いいたします。

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2014年度 例会[一般公開] 「サウンドスケープのこころ2」

サウンド・エデュケーションWGでは、サウンドスケープの理念にもとづいた様々な取り組みを伝え語り合う中で、これらの実践活動は何を求め、何処へ向かうのかについて考える集い「サウンドスケープのこころ」の2回目を開催します。 前回は東京・青山学院アスタジオにて好評裏に開催されました。今回は「楽器のまち」静岡県浜松市にて行われます。浜松は日本のほぼ中央に位置し、東西からのアスセスが便利です。ぜひ多くの方にご参加いただければ幸いです。

●日時:2014年3月22日(土)13:30~17:00(受付開始:13:00)終了後、交流会を予定しています。
●会場:クリエート浜松ギャラリー31(JR浜松駅より徒歩10分)http://www.hcf.or.jp/facilities/create/
●お問い合わせ:小菅 CBL35096(at)nifty.com (at)を@にしてご送信下さい。

同日開催:フォーラム「環境教育における音」登壇者
 大野 嘉章 (元・湖風店主、元・環境保全課職員)
 嶋 和彦 (浜松市楽器博物館 館長)
 岩田 茉莉江 (音風景研究家)
 土田 義郎 (金沢工業大学 環境・建築学部 教授)

<出展の申し込みについて>
・出展資格:当協会の個人会員または学生会員であること。グループの場合は少なくとも1名が会員であれば出展可能です。出展料は無料です。 ・申し込み:以下の事項(1)~(3)を記載の上、メールにてサウンド・エデュケーションWG(sewg[a]soundscape-j.org)までお申し込みください。 ※[a]を@に変えて送信してください。 (1)全員の氏名と会員資格、(2)実践(プロジェクト)のタイトル、(3)概要(200字程度) ・出展申込締切:2014年2月28日(金) ※展示スペースは十分ありますが、応募多数の場合は先着順に締め切らせていただきます。 ・出展方法: ・3/22の午前10時からご自身で展示していただきます。 ・出展1点について、A0用紙(タテ119cm×横84cm)1枚分のスペースが割り当てられます。場所はあらかじめ指定いたします。その中で自由にレイアウトしてください。 ・イレパネ、ハレパネは吊るすことも可能です。紙の場合は画鋲にて留めて下さい。会場内の壁はテープ使用禁止となっております。画鋲は会場にてご用意します。 ・希望者には椅子を2脚まで提供いたします。機材を置くための台や長机をご希望の方は応談。 ・ノートPC持ち込み可能です。音/映像の展示は応談。
フライヤー(PDF/1.3MB)


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2014年度 例会[一般公開] 「サウンドスケープのこころーポスターセッション&フォーラムー」

日本サウンドスケープ協会では、3月10日に下記の要領でサウンド・エデュケーションにまつわる例会を開催いたします。

・日時:2013年3月10日(日) 13:00 - 17:00(12:30開場)
・会場:青山学院アスタジオ 地下 多目的ホール
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-47-11
  東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅B2出口より徒歩5分
・内容: ポスターセッションおよびフォーラム


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2014年度 例会[一般公開] 「震災プロジェクト2013年研究会」

今回のテーマは『 伝 え る 』~アートと学術の協働作用~ 

2011年3月11日から2年が経ちました。被災地における様々な問題は未だ解決される事無く、それぞれの地域の「差」がより多く生じて来ています。震災プロジェクトでは、被災地の調査を続けていますが、学術的な研究だけでなく、同時に調査結果、被災地の現状をどう伝えていけば良いのか?考えつつ、いろいろな形態を模索しています。 被災地の伝統,文化、コミュニティなどがどう変化し、またそれらがどう後の世代に伝えられていくのか? 今回「伝える」と言う言葉をキーに、特にアートの領域からそれらの作業に取り組み、作品制作しているアーチストにも参加していただき、話し合って行きたいと考えています。

時:2013年3月30日(土)12:00~18:00
所:東京藝術大学 上野キャンパス  美術学部中央棟 第3講義室
    http://www.geidai.ac.jp/access/ueno.html
主催:日本サウンドスケープ協会  office@saj.gr.jp
協力:東京藝大 先端藝術表現科 古川研究室
配給協力:東京藝大大学院映像研究科
     サイレントヴォイスLLP

[予定]
12:00〜14:30 映画「なみのおと」上映
14:30〜16:30 発表と報告
•口承記録映画「なみのおと」の制作について(濱口•酒井 監督)
•WFAE2012においての震災プロジェクトの発表から(鳥越 青山学院大学)
昨年ドイツで行なわれたWFAEにおいての、震災プロジェクトの発表とそれに対する、海外の反応を含めての報告。
•震災プロジェクトのDVDの制作について(川崎 東京藝大)
WFAEでの発表の為に、制作したDVDの紹介。阪神淡路大震災の後神戸のアーチスト達で制作したDVDの紹介。他の取り組み。
•キッチンガーデンからの報告(永幡 福島大)
3月11日に,福島のキッチンガーデンというスペースで,A Window on Fukushimaと題する,フランスのラジオプログラムの公開放送会を行います.それに関る立場からの報告等。
16:30〜17:30 ディスカッション他

映画資料:酒井耕+濱口竜介 口承記録映画三部作 第一弾『なみのおと』

[なみのおと]日本/2011年/日本語/カラー/142分 /監督:濱口竜介・酒井耕/撮影:北川喜雄/整音:黄永昌/製作者:堀越謙三・藤幡正樹/製作:東京藝術大学大学院映像研究科/製作助成:芳泉文化財団/制作協力:せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」/配給:東京藝術大学大学院映像研究科/配給協力:サイレントヴォイス

『なみのおと』では、東日本大震災の被災地の中でも、特に津波被害に遭われた岩手県から福島県の沿岸部で暮らす方々に、震災発生当時のことを中心に語っていただきました。今回我々が写した"語り"は被災の記録として、もちろん次代へのメッセージ、警鐘にもなるものです。しかし、この記録は、「そこで起きたことはいったい、何だったのか」を示すとともに、「そこにはいったい、誰がいたのか」を確かめるためのものでもあります。記録されたこの「語り」は、過去や未来を映すための手段というより、今まさに起こっている「復興」の活動そのものに思えます。それは、瓦礫をただの瓦礫にしないための、更地をただの更地にしないための、記憶を取り返すためのいとなみであるからです。もう聞くことのできない声があります。それでもその声を聴くために、見ることのできない風景を視るために、彼らの語りに耳を澄ますところから、私たちは始めたいと思っています。(酒井耕/濱口竜介)

◎口承記録映画三部作
※第二弾、第三弾ともに今春完成。順次公開予定。 第二弾『なみのこえ』…酒井耕・濱口竜介による『なみのおと』の続編。宮城県気仙沼市と、福島県新地町に住む人々が震災当時の出来事について語る。やがて失われた街並みと「これから」が浮かび上がる。 第三弾『うたうひと』…酒井耕・濱口竜介による東北三部作を締めくくる作品。東北地方の内陸部に暮らす民話の語り手達の「民話語り」を記録する。聞き手を務めるみやぎ民話の会の小野和子の前で、民話が民話である所以、東北の暮らしの歴史が紐解かれて行く。

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日本サウンドスケープ協会